プレスリリース
 
   
 
 
2005年2月21日
報道関係各位
日本電気株式会社
三菱電機株式会社
NEC三菱電機ビジュアルシステムズ株式会社

ディスプレイモニタ合弁事業の発展的解消について
~コア事業とのシナジーとソリューション事業体制を強化~

日本電気株式会社(代表取締役社長:金杉明信、以下 NEC)と三菱電機株式会社(執行役社長:野間口 有、以下 三菱電機)はこのたび、2005年3月31日をもって両社の合弁会社であるNEC三菱電機ビジュアルシステムズ株式会社(代表取締役社長:松田博利、以下 NMビジュアル)の合弁を発展的に解消することを決定いたしました。

NMビジュアルは、2000年1月の設立以降、三菱電機のアパーチャグリル管の商品力や国内でのモニタのブランド力と、NECのパソコンのブランド力や海外でのモニタのブランド力など、開発・生産・販売の各局面で両社が持つ強みを結集し、パソコンモニタ専業会社としてグローバルにビジネスを展開してまいりました。その間、NEC・三菱電機両ブランドのモニタ市場における更なる地位向上と、関連する技術力・調達力の蓄積に努めるとともに、大型の公衆表示用モニタや医療用モニタ等、新事業分野の開拓にも注力してまいりました。この結果、フォーチュン誌が選定した優良500社中175社がNMビジュアルのモニタを採用するなどの成果をあげております。

一方、NECと三菱電機の両社においては、民生用・業務用表示機器の急速なフラットパネル化への対応が急務であると同時に、システム・ソリューション型事業における映像表示機器の重要性の高まりによって、映像表示機器の開発においても、システム・ソリューション開発部門との高度な連携が必要となってきています。

このような環境から両社は、NMビジュアルのもつ高い販売力・技術力・調達力を両社がそれぞれに保有するコア事業と戦略的に統合し、それぞれの事業シナジーを生かしてモニタ事業を推進すべき時期が来たと判断し、今回の合弁解消に至ったものです。

NMビジュアルは、4月1日より、NECの100%子会社として社名を新たにし、NECのコンピュータ及び他の映像表示事業との連携によりNECブランドの各種映像表示機器ビジネスを継続する計画です。(代表取締役社長は現職の松田博利が継続いたします。)

なお、これまでNMビジュアルが販売してきた三菱電機ブランドのモニタについては、デジタルメディア事業の一環として、4月1日から三菱電機が事業を行います。三菱電機は、これまでNMビジュアルが行っていた日本を中心とした三菱電機ブランドのモニタビジネスのノウハウを活かしながら、液晶TV・映像システム・業務用プリンター等のデジタルメディア事業全般とのシナジーを図ってまいります。

NECと三菱電機は合弁解消後も、開発及び生産面での協力関係を維持することを申し合わせており、新会社から三菱電機への製品供給等を行なう予定です。

以上
 
 
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