2006年4月11日
NECディスプレイソリューションズ株式会社
日本SGI株式会社
電子掲示板システム「Digital Signage」の新たな市場を開拓
日本SGIとNECディスプレイソリューションズが販売提携
画像・映像を最大限に活用したプレゼンテーション環境を実現する
VizImpressを基盤に
NECディスプレイソリューションズ株式会社(社長:松田博利、本社:港区芝浦)と日本SGI株式会社(社長:和泉法夫、本社:渋谷区恵比寿)はこの度販売提携し、日本SGIの対話型リッチコンテンツ統合プレゼンテーション・ソリューション「VizImpress」とNECディスプレイソリューションズのパブリック液晶ディスプレイ装置を組み合わせたソリューションを両社から販売します。
今回の販売提携により、両社は「Digital Signage(デジタルサイネージ)」の分野で対話型のソリューションを実現し、新たな市場を創造することを目指します。
ディスプレイ市場は、装置の大型化や薄型化とともに、表示コンテンツの量的拡大および質的向上などにより、従来の教育現場や企業での活用に加え、コマーシャル分野での活用が急速に拡大しています。
特に、企業や公共施設などの情報伝達や広告メディアの分野では、従来の看板やポスターに代わるといわれている、ITを活用した電子掲示板システムのDigital Signageが注目されており、今後、国内でも大きな成長が見込まれる市場として期待されています。
NECディスプレイソリューションズは、こうした市場動向に対して、業務用途の厳しい品質基準に応えるパブリック液晶ディスプレイを基幹商品として位置付け、ミドルウェアやコンピュータなどとの組み合わせにより、公共施設や企業に多くのソリューションを提供して、Digital Signage市場をリードしてきました。
今回、NECディスプレイソリューションズと日本SGIは、更なる発展を目指して販売提携を結び、日本SGIの対話型リッチコンテンツ統合プレゼンテーション・ソリューションであるVizImpressとNECディスプレイソリューションズのパブリック液晶ディスプレイ装置とを融合し、Digital Signageの新たなソリューションを市場に提供することにしたものです。
VizImpressは対話型で画像や動画など必要な情報を瞬時に選択し、それらのコンテンツを多数同時に表示することが可能で、次世代ネットワークと融合させることにより従来のDigital Signageを超えた視覚的に訴求力が高い新しいプレゼンテーション環境を実現できます。
■VizImpressの特徴
- マルチメディア・コンテンツを双方向の対話型で多数同時に高速表示できるとともに、それを無段階ズームで表示し、ズームレベルに対応したより柔軟な表示が可能
- 各種ドキュメントデータやFlashやリアルタイムHDビデオなどの素材を単一コンテンツにまとめて複数表示するほか、オブジェクト管理による多彩な表現、3D表示への対応、さらには自由なオーサリング環境による効率的なコンテンツ編集も実現
- 特殊な環境を必要とせず、Windows(R)PC一台でコンテンツの編集から表示まで実現し運用が容易
NECディスプレイソリューションズは、今回の販売提携を基盤に、一般企業をはじめこれまで実績のある官公庁や地方自治体、公共団体などをターゲットに、高画質なコンテンツを自在に操れる新たなソリューションを提供します。
日本SGIはNECディスプレイソリューションズとの提携を基盤に、製造業をはじめ大学・研究所、さらには一般企業へ積極的に販売活動を展開します。これまで日本SGIはVizImpressを放送局や企業のショールーム、展示施設などを中心に販売してきましたが、こうした既存のお客様へも双方向Digital Signageとして拡販を図ります。また、日本SGIは、VizImpressを昨年末に打ち出したコンテンツ・ライフサイクル・マネジメントの新体系「SiliconLIVE!」を構成する主要なソリューションに位置づけており、今後はNECディスプレイソリューションズとの提携によりVizImpressおよびSiliconLIVE!のいっそうの普及と新市場の開拓を目指します。
<商標登録>
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