平成１６年７月２２日

報道資料

ＮＥＣビューテクノロジー

高輝度・高精細ＤＬＰＴＭプロジェクタ２機種を発売 −解像度・コントラスト比を向上させ、さらなる映像美を追求−

（写真：ＨＩＧＨｌｉｔｅ12000Ｄｓｘ+）		（写真：ＨＩＧＨｌｉｔｅ8000Ｄｓｘ+）

　ＮＥＣビューテクノロジー（社長：雄川孝志、本社：東京都港区）はこのたび、ホールやイベント会場などの大画面に対するニーズに対応するため、ＳＸＧＡ＋(1400×1050ドット)リアル表示が可能な、高輝度・高精細ＤＬＰ^ＴＭ（３チップ）プロジェクタ「HIGHlite12000Dsx+」 並びに「HIGHlite8000Dsx+」を商品化し、本日から受注活動を開始いたします。国内・輸出をあわせ、発売後１年間で２機種合計４００台の販売を予定しています。


＜型名・パネル解像度・明るさ・希望小売価格など＞

型　　名	パネル解像度	明るさ	質量 （レンズ含まず)	希望小売価格 (税抜き価格)
HIGHlite12000Dsx+	ＳＸＧＡ＋ （1400×1050）	11000ルーメン	84kg	9,429,000円 （8,980,000円）
HIGHlite8000Dsx+		8000ルーメン	68kg

近年、講堂や大教室・大会議室、ホール・イベント会場での使用や、公共施設などにおける監視・管制用途、さらにはデザイン・設計現場などで大画面に対するニーズが高まってきておりますが、市場が広がるにつれ、さらなる高精細・高画質化が要求されております。

今回の新商品は、このような市場ニーズに対応して商品化したもので、「HIGHlite12000Dsx+」並びに「HIGHlite8000Dsx+」は、米国テキサス・インスツルメンツ社のリアルＳＸＧＡ＋対応のオン／オフの振り角が１２度のＤＭＤチップを利用したＤＬＰ^ＴＭ方式（３チップ）を採用、「HIGHlite12000Dsx+」は１６００：１以上、「HIGHlite8000Dsx+」 は２０００：１以上の高コントラスト比を実現しています。
また、明るさは、「HIGHlite12000Dsx+」 が１１０００ルーメン、「HIGHlite8000Dsx+」 が８０００ルーメンの高輝度となっており、出力解像度は１４００×１０５０ドットと、高精細な映像を写し出すことが可能です。

オプションレンズは短焦点タイプから長焦点タイプまで５種類を用意しており、設置場所に合わせて適切なレンズを選択することが可能です。

新商品の主な特長は次の通りです。

新規光学エンジンと２.０ｋＷランプの採用により、「HIGHlite12000Dsx+」は１１０００ルーメン、「HIGHlite8000Dsx+」は８０００ルーメンという高輝度を実現しました。
また、出力解像度はＳＸＧＡ＋（1400×1050ドット）サイズに対応しているので、コンピュータのデータ画像もリサイズすることなくリアルに写し出せます。イベント会場やアミューズメントパークなど明るさを求められる環境の中で高精細なグラフィック映像やビデオ映像、ハイビジョン映像などを投写した場合でも、細部まで鮮明な映像を見ることができます。

入力から出力までＲＧＢ各色フル１０ビット映像処理により、暗部から明部にわたって階調性の高い画質が得られます。（※）
また、ＮＥＣの３次元Ｙ／Ｃ分離内蔵１０ビットビデオデコーダＬＳＩを搭載しており、クロスカラー、クロスルミナンスを徹底的に低減するとともに、肌色はより自然な色合いに映し出します。
さらにコントラスト感を向上させる当社独自技術の「SweetVision-」を搭載。陰影をはっきりさせ、ディティールまでクリアに映し出します。
（※）入力インターフェースボード「MM−VIDEO」、「MM−SDI」入力時に限ります。

米国テキサス・インスツルメンツ社のＳＸＧＡ＋（1400×1050ドット）対応でオン／オフの振り角が１２度のＤＭＤチップを３枚搭載しており、「HIGHlite12000Dsx+」は１６００：１以上、「HIGHlite8000Dsx+」は２０００：１以上の高コントラスト比を実現しています。

ＨＤＴＶの映像をより鮮明に再現する、新ハイビジョンＩＰ変換機能を搭載しました。ＨＤＴＶ１１２５ｉ（１０８０ｉ）信号の入力時に字幕の文字やハイビジョン機器のオンスクリーンメニューのぼけ感やちらつきを解消し、鮮明な映像を映し出します。

ＤＬＰ^ＴＭ方式のプロジェクタの心臓部とも言うべきＤＭＤの表面部分を防塵シールドすることで、メンテフリーを実現しました。長年の使用でもＤＭＤ表面にゴミや埃の付着がなく、コントラストやその他基本性能が落ちることがありません。（※）
また、防塵シールド化にともない機器内部に熱がこもりやすくなるため、内蔵型液冷システムを採用。冷却液を循環させることでＤＭＤ部分の発熱量を効率よく低減し、つねに適温での動作が可能です。
（※）使用条件や設置環境によってはメンテナンスが必要な場合があります。

ＲＳ−２３２Ｃ、ＵＳＢに加え、無線ＬＡＮ（オプション）、有線ＬＡＮによる接続が可能なため、プロジェクタの操作や状態の管理などのオペレーションがＰＣから行えます。

　「HIGHlite12000Dsx+」は、レンタルでの使用や様々な場所でのステージングに便利なフレームを装備しています。フレームについているダイヤル式の上下及び左右の傾き調整機構のため、投写角が用意に調整できます。また、より高輝度で映像の投写する場合に便利な、複数のプロジェクタを上下に積み重ねるスタック設置にも対応しています。

�@シームレススイッチ機能
オプション品のMM-IMGPRO（I/P変換ボード）とMM-SCALER（解像度変換ボード）を使用して、入力インターフェースボードを左右のスロットに実装し、２つの入力インタフェースボード間の信号を瞬時に切り替えることが可能です。
また、切り替え時の画像効果として、アルファブレンディング、ワイプ、ボックスイン／アウトなどを入れることが可能です。
�A幾何学歪み補正機能
オプション品のMMーWARP（幾何学補正ボード）を使用すれば、独自の画像処理技術により通常のプロジェクタでは対応できない円柱面や球面などの特殊なスクリーンに、簡易的にスクエアな映像を投写することができます。
�Bエッジブレンディング機能
複数のプロジェクタを横または縦に並べてマルチ映像を投写する場合、隣り合った映像の境界が目立たなくなるように調整（ブレンディング）することができます。ブレンディングの領域では、入力ソースに合わせるためのガンマカーブ値の設定ができ、２５６階調表現ができます。

「HIGHlite8000Dsx+」は、ＮＥＣがこれまでＤＬＰシネマ^ＴＭプロジェクタの開発で培ってきた豊富な光学技術の応用により、ナチュラルな色合いと深いコントラストのシネマライクな映像を再現します。
幅広い色の階調や忠実な再現性を求めるデザイン設計やイベント会場等での用途に最適です。
(※)ＤＬＰシネマ^ＴＭの投映はできません。