「WPA2」の脆弱性に関するお知らせ
無線LAN製品の暗号化技術であるWPA2において、「KRACKs」と呼ばれる脆弱性が公表されております。
本脆弱性は、以下の特徴があります。
- 無線LAN端末(クライアント)とアクセスポイント(ルーター等)の間のWPA2通信を傍受される可能性がある。
- 傍受のためには、攻撃者が無線LAN端末およびアクセスポイントの無線LANの通信範囲に存在する必要がある。
攻撃者は無線LANの通信範囲外から傍受することはできない。 - アプリケーションで通信データの暗号化を行っている場合は、WPA2通信を傍受されても復号されることはない。
現時点で攻撃被害は確認されておりませんが、弊社製品のうち以下の製品がWPA2通信を傍受される可能性があります。
安全にお使いいただくために対応方法をお知らせします。
対象製品
- 無線LAN対応プロジェクター
- MultiPresenter Stick
ただし、以下のアプリケーションは通信データの暗号化を行っているため安全にご利用いただけます。
- MultiPresenter
- Image Express Utility Lite
- Wireless Image Utility
- Image Express Utility 2.0
回避策
- 対象製品とアクセスポイントの間を有線LANで接続する。
- 設定可能な機種は簡易アクセスポイント、インテリジェントコネクション(SIMPLE ACCESS POINT, INTELLIGENT CONNECTION)を使用する。
- PC、スマートフォン等の端末の画面をプロジェクターに伝送する場合は、通信データの暗号化を行っているアプリケーションを使用する。
- ※PC、スマートフォン等をアクセスポイントに接続される場合は、各メーカーに脆弱性の対応についてご確認ください。